日本産婦人科医会:出生直後に行う「カンガルーケア」について
【要点】
- 平成23年12月付けで、日本産婦人科医会が寺尾俊彦会長名で、同会会員に対し、出生直後に行うカンガルーケア実際の際の安全管理について、注意を喚起した。
- 要点は、次の4点。
- 選択・除外基準を含む施設毎のマニュアルを作成すること
- 母親と家族への十分な事前説明を経た上で希望を確認すること
- 医療者による十分な観察を行こと(母による観察の限界の認識)
- 医療者が新生児蘇生に熟練していること
- 原文(抜粋)は以下のとおり。
===以下引用===
1. 適 応 基 準・除外基準等を含めて、「カンガルーケア・ガイドライン」( カンガルーケア・ガイドラインワーキンググループ編;h t t p : / / m i n d s . j c q h c . o r . j p / s t c / 0 0 6 8 / 0 0 6 8 _ C o n t e n t s T o p . h t m l )等を参考にした施設ごとの実施マニュアルを作成する。
2. 母 親 ( お よ び 家 族 ) に 対 し て 、 新 生 児 の 顔 色 や 呼 吸 等 の 観 察 の重要性および新生児のポジショニング等を含めた十分な事前説明を行い、母親( および家族) が「カンガルーケア」を理解し希望していることを確認した上で実施する。
3. 母 親 ( お よ び 家 族 ) が 新 生 児 の 観 察 を 自 力 の み で 行 う こ と に は限界があるため、必ず医療側も十分な観察を行う。
4. 「カンガルーケア」実施に携わる医療者は新生児蘇生に熟練している必要がある。
===以上引用===
【参考サイト】
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