2012/01/23

国民生活センターが「美容医療・契約トラブル110番」を開設


  • 国民生活センターが、2012年1月23日から、美容医療のトラブルの専用電話を開設。
  • 1月23日から27日まで無料で実施。受付時間は午前10時から午後4時まで。
  • 電話番号は03-5793-4110。


【コメント】
国民生活センターによる開催告知には、主な相談事例として、次のような事例が掲載されています。

  • 【事例1】無料カウンセリングのつもりで受診。120万円の脂肪溶解注射の契約をし、その日に施術された
  • 【事例2】手術台で手術方法の説明を受け、高額な施術を承諾してしまった包茎手術

包茎手術については、10年以上前から、広告や事前電話では少額の手術料を告げて集客し、診療室に入ってから、「高額のコラーゲン注射の追加が必要ですよ」と告げる方法で、多額のローンをその場で組んでしまうという悪質な事例が報告されています。
国民生活センターの告知を見る限り、そうしたコンプレックス商法が今なお根絶できていないようで、とても残念です。

被害者の多くは、華々しい広告を見て受診し、被害に遭っています。医療法上の広告規制違反には罰則もあるのですが、実際には違反広告が後を絶ちません。

違法な広告で患者を勧誘しているクリニックに受診しないことが大切です。ソースの欄に広告規制とガイドラインへのリンクを張っておきますので、受診前に参照することをお勧めします。

今回の国民生活センターの取り組みが、こうした問題の解決の糸口となることを期待したいです。

【ソース】
国民生活センター「美容医療・契約トラブル110番」の開催について
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120123/t10015461721000.html
厚生労働省:医療法における病院等の広告規制について
厚生労働省:医療広告ガイドライン

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